マリレポ代表・佐竹

マリレポお見合い紹介所の代表兼仲人の佐竹です。

仲人としてはまだまだ勉強中の身ですが、金融→IT→ウェディング業界と多分野で培ったマーケティング力で、会員様の婚活をロジカルにサポートさせていただいております。

結婚相談所での婚活において、会員様同士がお見合いを申し込む、または申し込まれたお見合いを受けるかどうかを判断するために公開されている情報は、以下の3つです。

  • お見合い写真
  • プロフィール情報
  • 自己PR

このうち、会員様が自由に作成、更新することができる情報が「自己PR」となります。

プロフィール情報は、基本的に証明書などの提出が必要となる不変情報です。お見合い写真はご自身が納得のいく写真を提出可能ですが、写真館での撮影には費用が伴いますので、頻繁に変えることは難しいでしょう。

その点、自己PRであれば、嘘を書かないという制約は当然ありますが、内容や表現は会員様が自由に無料で作成・更新することができます。

もし、いま貴方が結婚相談所にて活動中で、お見合いがなかなか成立しない場合は、この3点を見直す必要がありますが、特に「自己PR」が異性のお相手から見て魅力的な内容になっているかを、今一度確認いただくのが良いかと思います。

今回は女性から見て「魅力的」と感じる、男性の自己PR作成方法を解説します。

自己PRを作成する際の心構えから、実際の構成要素まで具体的にご説明しますので、これから新たに自己PRを作成される会員様はもちろん、お見合い成立率を上げるために自己PRを修正される会員様も、是非ご参考にしてください。

こんな婚活男性におすすめの記事です
  • 女性に好印象の自己PRが作りたいけど、どんな点に気を付ければ良いか分からない
  • お見合いを申し込むけど、なかなか成立しない。自己PRの内容が良くないのかな…?
  • 女性から会ってみたいと思われる自己PRの例文が知りたい

結婚相談所での自己PRは何故重要なのか

結婚相談所で会員様がお見合い相手を探す場合、おそらく以下の順番でお相手の情報を確認しています。

  1. お見合い写真
  2. プロフィール情報
  3. 自己PR

このうち、1.2.は会員様にとって明確な判断基準があるケースが多い(顔の好みや、年齢、身長、年収の希望条件など)のですが、3.の自己PRはあくまでも補足情報となります。おそらく、「こんな自己PRが書いてある人とお見合いしたいな」と具体的に考えを持っている会員様は少数でしょう。

しかし「補足情報」だからといって侮ってはいけません。

写真やプロフィールは、会員様の努力(特に短期での)によって変えることはできませんよね。(ただし、写真をプロに撮ってもらうか、お手持ちのスマホで撮影するかでは、大きな違いがありますが)

自己PRであれば、少しコツを覚えて文章を作成いただくだけで、読まれた異性にとって印象がガラッと変わる効果が得られます

自己PRは、正にご自身の魅力を自由にアピールいただく場です。たまに自己PRが空欄の会員様も目にしますが、非常に勿体ないことをされていると思います。内容によってはネガティブな印象を与えてしまう可能性もありますので、ただ闇雲に書けばよいという訳でもありません。

自己PRを作成する際の心得とは

では、具体的に自己PRを作成する際に、どんな点に気を付ければ良いのかを、ご説明していきます。

自分語りで終わる自己PRはダメ

自分の魅力をアピールする場と聞いて、自分がこれまで実績を上げてきた仕事での輝かしい経歴や、性格の良さなどをひたすら説明する方がいらっしゃいます。

例えるなら、就職・転職活動で使用する「履歴書」と同様の内容で、自己アピールをされる方です。

そんな「自分語り」を自己PRでしてしまう男性は、お相手の女性から敬遠されてしまうかもしれません。

男性が自己PRを作成する際には、女性に興味を持っていただけそうなことと、自分がアピールできることの共通点を探すことが大事です。自分がアピールしたいことではなく、結婚相手として魅力的な男性だと感じてもらえる点に絞って、文章を作成しましょう。

女性が男性に求める「4低」を意識した内容に

具体的に女性に魅力的だと思ってもらうためには、「4低」を意識した自己PRの内容にすると良いです。

4低とは、以下の4項目を備えた男性を言います。

  • 低姿勢:上から目線ではなく、あくまでも女性と対等な立場からの言動を心掛けている
  • 低依存:自立した生活を送っている(特別な理由がある場合を除き、実家暮らしの男性はNG要件)
  • 低リスク:不況にも強い職業・生活力を備えている(公務員や国家資格が必要な職業は〇)
  • 低燃費:スマートなお金の使い方を知っている(タバコ・ギャンブル・過度なブランド好きはNG)

ただ、低燃費と「ケチ」は異なることに注意が必要です。スマートなお金の使い方とは、(ふたりの共同生活にとって)無駄なことにお金を掛けないが、必要なものにはお金を使えることが重要です。

以上の4項目に当てはまる要素をお持ちの男性は、自己PRでアピールポイントになります。

具体的になり過ぎない

自己PRは抽象的過ぎても良くないですが、逆に具体的に書き過ぎてもいけません。

細かすぎる内容は、自己PR欄の字数制限に引っかかってしまう可能性がある他、読まれた女性にとって興味がない内容だった場合に、「この男性と会っても話が盛り上がらなさそうだな…」と思われてしまうかもしれません。

例えば趣味の項目で、1つの趣味を細かく説明するよりは、3つ程の趣味を軽く紹介するくらいの方がおすすめです。どれか一つでも共通点や興味を持ってもらうことができれば、お見合いの際の会話のイメージが湧きやすくなりますよね。

自己PRやプロフィール情報は、実際に会ってお見合いした際の会話のキッカケにもなります。女性の興味の引きそうな話のネタについて簡単に触れておき、会って質問をされた時に「待ってました!」とばかりに詳細の話をしてあげると良いでしょう。

自虐はもちろんNG

自己PRに自虐ネタを入れることは、絶対にしない方がよいです。

例えば、「自分の短所は人見知りするところです」と書いてしまうと、読まれた女性にとっては自分から積極的に話を振らないといけないのかな?と負担に感じてしまいます。

短所を書く場合は、逆転の発想を持つことが大切です。例えば、「頑固な面がありますが、周りからは一本筋が通っていると言われます。」「少しおせっかいなところもありますが、友人からは面倒見がよく何でも相談しやすいと言ってもらえます。」などです。

また、ネガティブな考えと思われてしまう内容にも、注意が必要です。

婚活のキッカケとして、「周りが次々結婚していき、自分もそろそろ相手を見つけなくてはと焦って登録しました。」では、積極的な意思が見えずに女性からすると快く思われません。「これまでは仕事に打ち込んできましたが、キャリアも落ち着いてきたため、次は人生のパートナーを探したいと思い、真剣に婚活を始めました。」の方が、前向きさが伝わって印象が良いですよね。

「遊び」を意識する

お相手の女性は、おそらく何十、何百といった自己PRを読まれている可能性が高く、その中でも貴方のプロフィールを目にとめてもらうためには、「遊び」を取り入れることも必要になります。

「遊び」がある自己PRとは、ありきたりな内容だけではなく、「おっ、この男性面白そうだな」と感じてもらえるポイントが含まれていることです。

「遊び」を分かりやすくイメージしていただくためには、「ギャップ」をアピールすることをおすすめします。

例えば、公務員のようなお堅い職業の男性が、週末はボルタリング(壁登り)に励んでいたり、毎週ジムで身体を鍛えている男性が、実は甘い物に目がなくてカフェ巡りが趣味だったりすると、「どんな方なんだろう?」と興味が沸いてくるものです。

そのような、ちょっと変わった意外な一面を持っている男性は、自己PRに入れてみると女性の目にとまる可能性が上がるかもしれません。

自己PRのおすすめ構成

では、具体的に自己PRを書く際には、どのような項目・順番でアピールすると良いのかを説明します。

挨拶

初対面のお相手に自己PRを読んでいただくので、一言でも挨拶を冒頭に入れておくと、「低姿勢」な人柄をアピールできます。ダラダラと挨拶を書く必要はございませんので、

プロフィールをご覧いただきありがとうございます。

初めまして。東京都在住の、32歳会社員です。

など、簡潔に初対面のお相手に対して、自己紹介をしておきましょう。

結婚相談所に入会したキッカケ・経緯

例え本当のことであっても、後ろ向きな理由で結婚相談所に入った経緯は、説明しない方が良いでしょう。

家族にすすめられて、周りの友人が皆結婚したので焦って、などとは書く必要はございません。

職場では女性が少ないため、新しい出会いを求めて思い切って登録してみました。

仕事中心の生活を送ってきたため、何でもふたりで共有できる暖かい家庭を築きたくて…

といった前向きな考え方をアピールしましょう。

職業・職歴

お仕事内容は、社会人として最も人となりを表すプロフィール情報となります。

単に、サラリーマン、や公務員、と抽象的な内容に留まらず、食品メーカーの研究職、都市銀行で営業を5年務めた後現在は本社のM&A部門にて企業価値の評価を、といった具体的な仕事・肩書を説明しましょう。

また、仕事に対してどのようなやり甲斐を感じているか、どんな目標を持っているかをアピールするのも良いでしょう。

自分が企画した商品が店頭に並んでいるのを見る時は、それまでの苦労が報われたと感じます。

もし複数の転職を繰り返している場合は、全ての仕事を説明する必要はありませんので、直近の仕事のみアピールしましょう。複数の職を転々としている場合は、「1つの仕事が長続きできないのかしら…」と女性を不安にさせてしまう可能性があります。

趣味・特技

趣味に関しては、真正直に本当の内容を告白する必要もありません。

特に「オタク系」の趣味は、できればもう少し仲が深まってから、さり気なくアピールしてお相手の反応を伺う方が良いでしょう。

また、インドア・アウトドアどちらかに偏った趣味も、お相手の女性の幅を狭めてしまう可能性があります。理想は、インドアとアウトドアが半々、です。アウトドアの趣味も、1人で没頭するようなものではなく、初心者の女性とも一緒に共有できるような内容であれば、より理想的ですね。

週末は近所の川沿いをランニングして身体を動かしています。年に1、2回は、地方のハーフマラソン大会に観光兼ねて参加しています。また、のんびり過ごしたい時は、Netflixで気になるドラマを見たりもします。

反対に、趣味と呼べるものが何もない場合でも、心配する必要はございません。婚活を良い機会にして、何かしら話のネタになる趣味を作ってみてはいかがでしょうか?何も多額のお金を掛けたり、無理やり趣味の時間を確保しなくても、週に1回、月に1回経験するだけでも、それは立派な趣味です。

休日の過ごし方としては、掃除や料理など家事アピールをするのも、女性ウケが良いと思います。

自分の長所・短所

性格や長所は、自分で考えたりアピールするのは難しかったりしますよね。

そんな時は、周りの評価を聞いてみましょう。正直に婚活話ができる親しい友人がいらっしゃれば、自分の性格や長所を考えてもらうと良いでしょう。

自分でも細かい性格だと思いますが、友人からは「何でも段取り良く決めてくれるので、つい頼りにしてしまう」と言ってもらえます。

長所と短所は表裏一体です。ご自身で短所と思っていることでも、周りから見ると魅力的な一面にうつっている可能性もあります。物はいいようなので、できるだけ短所はオブラートに包んで、良い面をアピールするようにしましょう。

結婚観

結婚観は、お相手の女性にとっても特に気になるポイントの一つです。

具体的には、お相手とどのような夫婦関係を築きたいのか、お相手にはどのようなことを求めたいのか。

ただ、相手に求めるだけでは、女性にとって負担に感じてしまうので、基本的には「お互いに協力して」、もしくは「自分はこのようなことで家族に貢献できます」といったアピールを書くようにしましょう。

お互いの趣味や考えを尊重して、時には共有しながら何事も楽しめる関係を築きたいです。

一人暮らしが長いので、炊事洗濯家事全般を一通りこなせます。特に料理は得意なので、ふたりで協力し合いながら笑顔が絶えない家庭を作っていきたいです。

特に、女性が結婚後も仕事を続けるケースが多くなってきた時代です。また、男性側の稼ぎが十分でない場合は、女性との共働きを前提としたライフプランの設計が必要になります。

そのような場合こそ、男性側から率先して家事ができるアピールをして、女性側の負担が軽くなるような生活様式を提案されることが大事ですね。

結びの挨拶

冒頭の挨拶同様に、プロフィールを最後まで読んでいただいたお相手への感謝の一言があるかないかで、全体の印象は変わってきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ご縁がある方とお会いできるのを楽しみしておりますので、よろしくお願いします。

マリレポ代表・佐竹

自己PRは、システムによって字数制限が発生します。(当紹介所が加盟する良縁ネットの場合は400字以内です)

そのため、自己PRを作成される場合は、wordなどに下書きを作っておいてから、字数制限に合わせて削ったり追加したりの調整をされることをおすすめします。

最初から完璧な自己PRを求めようとしない

いざ自己PRを作成してみると、内容が問題がないか不安になってしまうものです。

その場合は担当の仲人さんに相談してみるのが良いのですが、基本的に最初から完璧を求め過ぎない方が良いと思います。

同性の自己PRはシステム上確認できないですが、お相手女性の自己PRを沢山読むだけでも勉強になるはずです。例えば、女性の自己PR内の「理想の結婚観」について、共感できるものを見つけたら、自分の自己PRに取り入れてみるのも一つの方法です。

また、お見合いの中の会話を通して、女性の反応が良かった話・ネタを、自己PRの中に入れてしまうのも良いと思います。

自己PRの編集は自由に、しかも無料でできますので、最初に作成して終わり、ではなく、婚活を進めていく中で徐々にアレンジしていくことが大事ですね。